2009年8月2日日曜日

日本基督教団 富士見丘教会会堂

 この会堂は1936年(昭和11年)に献堂という戦前の建物で、木造2階建て切妻作り、モルタル塗りです。全体として単純素朴な感じですが、何箇所かに慎ましやかな飾りが入って、建てた人々の気持ちが現れています。内部も穏やかな暖かい感じの礼拝堂です。
 2003年に文化庁によって世田谷区の文化財として登録されています。

道路から正面を見る       
窓の上には薔薇窓風のレリーフ、右の塔の頂上には城郭風の凸凹(バトルメント)がある




正面右側の塔から向かって右の側面



塔の下にある古い入り口、扉が素敵である


もと聖歌隊用に使われていた2階から1階を見たところ、
露出させた小屋組みが素敵である


礼拝堂身廊から側廊を見たところ、
側廊の窓の上部が葡萄模様のステンドグラスになっている。
オリジナルのものと複製とが混じっているとのこと


礼拝用の椅子。古いものが大切にそのまま使われているようだ


ステンドグラス(これはオリジナル)


祭壇の左右に一対の美しい窓がある。


柱頭の彫刻


教会には珍しいアールデコ調の傘のついた電灯がいくつも下がっていた。



お忙しい時間を割いて、教会員の方と秋葉恭子牧師から色々とお話をうかがえた。
戴いた資料から、体の不自由な方々や、子供連れの方々にも心を配りながら
活動をしてお出でだとわかった。
僅かな時間の滞在であったが、家族的な、穏やかで親しみの感じられる教会であった。

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