この会堂は1936年(昭和11年)に献堂という戦前の建物で、木造2階建て切妻作り、モルタル塗りです。全体として単純素朴な感じですが、何箇所かに慎ましやかな飾りが入って、建てた人々の気持ちが現れています。内部も穏やかな暖かい感じの礼拝堂です。
2003年に文化庁によって世田谷区の文化財として登録されています。
道路から正面を見る
窓の上には薔薇窓風のレリーフ、右の塔の頂上には城郭風の凸凹(バトルメント)がある
正面右側の塔から向かって右の側面

塔の下にある古い入り口、扉が素敵である

もと聖歌隊用に使われていた2階から1階を見たところ、
露出させた小屋組みが素敵である

側廊の窓の上部が葡萄模様のステンドグラスになっている。
オリジナルのものと複製とが混じっているとのこと

礼拝用の椅子。古いものが大切にそのまま使われているようだ

ステンドグラス(これはオリジナル)

祭壇の左右に一対の美しい窓がある。

柱頭の彫刻

教会には珍しいアールデコ調の傘のついた電灯がいくつも下がっていた。

お忙しい時間を割いて、教会員の方と秋葉恭子牧師から色々とお話をうかがえた。
戴いた資料から、体の不自由な方々や、子供連れの方々にも心を配りながら
活動をしてお出でだとわかった。
僅かな時間の滞在であったが、家族的な、穏やかで親しみの感じられる教会であった。
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